はじめに
ハラの森では、生ごみをコンポスターで分解させているので、行政サービスの一つであるごみ収集で、燃えるごみの日を利用する機会は、半減したと言っても過言ではありません。日常生活で、紙ごみや調理の際に使う銀紙、他にも、最近ではマスクなどありますので、全くごみの収集サービスを利用しないというわけではありませんが、月に1回か2回で事足りてしまいます。しかし、コンポスターによる生ごみの分解がうまく進んでいない状況にあります。どのようにして、生ごみを分解させていけるのか、考える機会として記事を作成してみます。
白いごみが目立つ
以下に掲載した写真が、2月の1ヶ月分を溜め込んで、コンポスターの容器をクルクル回した結果、直近に排出したごみです。卵の殻とキッチンペーパーの白さが目立っております。以前から卵は頻繁に食しておりましたが、最近オムレツ作りに励んでおりまして、一度に卵を2個ずつ使用する頻度が増えまして、この生ごみの様子が露呈しているわけです。
キッチンペーパーの白さも顕著ですね。ごみを分解するバクテリアの影響を受けていない感じがします。
卵の殻は分解されにくい
生ごみの分解について書かれた解説などを読むと、肉や魚の骨、・・・と列挙されていることは記憶にありました。その中に卵の殻もあったような、と思いつつググってみました。・・・やはり、卵の殻も分解されにくいものとして項目として上がっていました。
卵の殻はどのように処分すればいいのか?
グーグル先生、強力な助っ人です。卵の殻の活用法について数々提示してくれています。複数のサイトで卵の殻の用途を複数のサイトで教えてくれていますが、共通しているのは概ね以下の事項です。
- 茶渋とり
- 洗濯物汚れ落とし
- 害虫よけナメクジよけ
- 土壌改良剤的利用
- チョークの材料
卵の殻の効用はどこから由来するのか?
卵の殻の主成分は、炭酸カルシウム CaCO3 です。この物質は、卵の殻のほかにも貝殻やサンゴの骨格をつくる混合物であるとのことで、堅固な物質をつくりそうであることは想像しやすいです。あさりの殻がコンポスターで分解し難いことは既に納得していました。卵の殻も同じ主成分であるとは分解困難なこと納得です。
炭酸カルシウムCaco3は、熱が加わることでお湯をアルカリ性にする。つまり石鹸と同じ効能を果たします。卵の殻がアルカリ的性質を持つことで、殻の破片を撒いたりして、酸性に偏りがちな日本の土壌をアルカリ成分で以て中和させることができるというわけです。
化学の知識が必要
ごみの分解にはアルカリ性的物質は、現時点でコンポスターでは不適当ということになりますね。ここらへんは、もっと卵の殻や貝殻の物質、アルカリ性的な物質の理解を深めていかないと、自由自在に深堀りできません。
ごみ分解技術は奥が深いですね。化学の知識が求められるということです。これは、ハラの森・管理人である筆者の課題となりました。より明晰に理解できるまでは、この程度のことしか書けません。
ということで、今回はこのぐらいにしておきましょう。ごきげんよう。
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