現状報告
コンポストの生ゴミ初回投入8月30日から17日を経過したところです。現状報告と疑問点などをまとめてみます。
正直、分解されているのかなぁ? という疑問があります。そして、ペール缶を開けると、ぬか漬けの容器を開けたときのような匂いがします。まぁ、これは当然です。発酵促進剤を入れているのですから。
分解に時間が掛るという貝の殻や魚の骨も入れている。
コンポストのやり方はいろいろ
You Tubeで「コンポスト」と検索しますと、いろいろなコンポストを試みられているのが判ります。行政でも、「コンポスターの作成法」や「コンポストの利用法」といった題目のYou Tube番組を公開したりしています。コンポスター、容器としては、ダンボールを使ったり、ふつーに売られているバケツ、不織布を容れ物だったりして様々です。ハラの森管理人が、作成し利用しているのが、20リットルのペール缶を使ったコンポスターです。
「コンポスト」、「コンポスター」?
用語の確認をしておきましょう。
まず、「コンポスト」とは、日本では基本的に「生ゴミや植物の葉などを土と加えた物」、あるいは「生ゴミや植物の葉などを、土、米ぬか、腐葉土などと混ぜて分解させる」こと。前者は、名詞の使い方で、後者は動詞的な意味で用いています。
次に、「コンポスター」は、上記にある「生ゴミや植物の葉などを分解させるために用いる容器」と考えればいいでしょう。
中学生の英語で学んだように、 “play” が、名詞的用法が「演劇」で、動詞的用法が「演じる」と訳すことができ、一方の “player” 「演者、選手」と訳されることを思い出せば、理解は容易でしょう。つまり、 “compost” : “composter” 、 “ーer” の部分が、カタカナの「… ー」の長音に聞こえるわけです。
コンポストの共通項
いろいろなスタイルのコンポストがありますが、共通しているのは、生ゴミの分解を行ってくれる微生物を活発にさせるために、「発酵促進剤」や「米ぬか」と生ゴミを混ぜ込んでいくことです。ハラの森のコンポストも同様に、最初に片手にひと盛りほどの「発酵促進剤」*1を入れてから、生ゴミを入れてました。そして、10日過ぎた頃に、2回目として、ひと盛り追加した次第です。
*1 コンポスト用 生ゴミ発酵促進剤 2kg NH-2、アイリスオーヤマ株式会社
で、コンポストがいっぱいになったらどうするの?
生ゴミを毎日加えて、コンポストを回転させて分解を促進する。その生ゴミは、分解はされるのは理解できるというか想像はできます。しかし、毎日新たなゴミがつけ加わるわけで、古くに投入した生ゴミが分解されていたとしても、投入されて日の浅い生ゴミは、全部は分解されないわけですね。分解済みの生ゴミと未分解のそれとが、容器がいっぱいになりました、どうしましょう?
現在、ハラの森管理人が、こうしようと考えていることは、
容器いっぱいになりました→内容物を出し、その上に庭の土をカバーを掛けるよう→しばらく1ヶ月前後放置する。→期間経過後掘り起こして、生ゴミの形跡が判らないぐらいになっていれば、堆肥として利用する。という流れです。
…この流れは、「生ゴミ発酵促進剤」の使用方法を参考にしたに過ぎない。ただし、この流れは、釣り鐘型のコンポスターを基本にした指示で、そこには、生ゴミ投入して容器にいっぱいになるまでは、「コンポスト用菌床」と「生ゴミ発酵促進剤」の粉末を、生ゴミに→発酵促進剤の粉末を振り掛け、時に菌床も合わせていっしょに撒く。このようにして、生ゴミを2つの粉末でサンドイッチ状にしていくわけだ。容器にいっぱいになるまで掻き回すことはない。
一方、ハラの森のコンポスターは回転式である。容器は日々撹拌されるので、分解された生ゴミと未分解が混ざることになる。ということは、容器いっぱいとなった時も、未分解の生ゴミとなる。しかし、古くに分解された生ゴミが存在することで、未分解の生ゴミも分解を促される状態になっている。そういう分解されやすい未分解生ゴミを、庭に穴を掘り、そこに入れ、土を被せて、生ゴミを寝かせる。そして、1ヶ月ぐらいして掘り返して、周囲の土と同様な感じになっていれば、堆肥として使えるということだ。
要するに
端的に言ってしまえば、生ゴミをできる限りに分解して、土に混ぜて寝かせる、それから堆肥として使う、という流れだ。
ぶっちゃけ、庭や畑に穴を掘り、そこに生ゴミを入れる、でもよろしいとは思われる。しかし、それにはゴミの分解に時間が掛かりすぎる。場合によっては、生ゴミを埋めようと掘り返してみたら、以前の生ゴミが分解されていないということも起こりうる。であるから、できる限りに分解度が進んだ状態にしてから、土中に埋めるということが肝である、というようにハラの森管理人は理解している。
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